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~闇を歩んできた少女の軌跡~
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 物凄く、喉が痛むの。
この痛み方はまるで、声を失ったあのときのような痛み。
例え声を失っても、私は構わないと思っているのかも知れないわね。
今更何を失おうとも、私的には何一つ変わりはしないのだから。
ネットで生きることも、そろそろ限界なのでしょうね。
沢山の悪意を前に、私はただ無力で消えてゆくことしかできないのだから。
身体の至る部位が悲鳴を上げ始めてしまっているわ。
それはきっと、私の弱さが原因なのよね。
あの頃のような歪んだ強さが、私は欲しい。
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私のメッセンジャーのアドレスがとある掲示板に投稿されていたわ。
勿論、私が投稿した訳ではないから身に覚えはないのだけれど……
問題なのは、投稿されている名と年齢、そして大学生であるということが私と一致していることね。
残念ながら、投稿記事とは裏腹にアニメには然程興味はないわ。
そういう情報は、何処で漏れるのかしら?
こんにちは。
久しぶりの更新になるわね。
一昨日、mixiを始めたわ。
興味がある方は声を掛けて下さいな。
尤も、このブログを読んでいるような方は一人か二人程度なのでしょうけれど。

人は身勝手よね。
大切なことに何一つ、気付けはしないのだから。
人は想い出があるからこそ、生きていけるのではないかしら?
今がどれほど地獄であろうとも、楽しかった時代の想い出が支えになるということもあると思うの。
でも、それはまた逆の効果を齎すのかも知れないわね。
過去の楽しかった想い出が存在しているが故に、今の地獄がより一層深く苦しいもののように感じてしまう。
手を伸ばしても決して届かないであろうという深き失意と絶望、行き着く先は希望。
生からの開放という名の誤った希望。
例えそれが誤りであろうとも、縋りたくなるほどの絶大なる魔力を持ち、人を抱擁する絶対的な逃れ得ぬ楽園。
楽園という名の、冥府、闇。
運命という名の、転嫁。
人は独りでは生きていけないということに、気付いたときには既に孤独。
そう、気付いてしまった時には頼る相手も無く、縋るものも無く、在るのは周囲が自身のことを気にも掛けていないという事実だけ。
居ても居なくても変わらぬ存在、否、居ない方が良い存在へと変わり果てた自身が横たわるのみ。
その状況で、人を愛せるかしら?
人を愛せなくなった人は、人ではないの。
即ち、人であることを拒絶し、存在を抹消しようとしてしまうのよ。
たった一人でも良いわ。
本当に大切な、守りたい存在が居るのなら、人はまだ生きて行けるものなのだから……
私が色々な子供騙しを信じなくなったのは幼稚園の頃なのよね。
サンタクロースを信じていた私に、クラスメイトの子が真実を明かしてくれたわ。

それはクリスマスに行われた、幼稚園のお泊り会の時のこと。
サンタが一人一人にプレゼントを手渡すという、ありがちなシチュエーションにも素直に喜んでいた私。
そして、クリスマス会が終わり教室に戻ってみんなで布団の中へ入ったとき、私をクラスメイトの男の子が呼んでくれたの。
呼ばれるままに教室から出た私達は、シューズを履いて洗い場の水道の影に隠れながらクリスマス会が行われた大部屋を見守っていたわ。
すると、暫くして片付けが済んだのか先生方を含めた大人達が出てきたの。
そこにはサンタの姿もあったわ。
そのサンタは幼稚園の送迎バスに乗り込んでいったのよね。
それから数分後、降りてきたのは普通の大人だったわ。
白い髭もなければ、赤い服でもない、何処にでもいそうな大人だったのよ。
その時、彼はこう言ったわ。
「ほらね、サンタクロースなんて子供騙しで実際には親がプレゼントを用意しているんだよ」
と。
それから私は七夕の短冊に書いた願いも、親が可能な範囲で叶えてくれているのだということを悟ったの。
でも、不思議と失望は沸かなかったわ。
寧ろ、感謝したくらいよ。
私達子供の為に、色々と考えてくれ、実行してくれている両親の有り難さ。
大切なものを持っている人って、とても暖かいのね。
愛する者を守り抜く為に、命を投げ出せるというのも、正しいとは言わないけれどとても暖かいのね。
その暖かさを忘れることなく生きられたら、私はどうなっていたのかしら。
本当は知らなければ良かったと考えてしまうの。
人の心には本当に醜い感情が内在してしまっているということを。
そして、可能ならば変えてしまいたいと思ってしまうの。
その感情の捌け口が、私になってしまったという過去を。
それでも過去へ戻ることも、過去を変えることも、決して叶わないのに、ね。
私の通っていた幼稚園には運動会があったの。
幼い時分の私はとても負けず嫌いだったみたい。
私のチームが負けた時、悔し涙を流しながら
『こんなことで泣くことないよ』
と一緒に泣いていた友達に強がって見せたりもしていたわ。
運動が割と得意だった私は走るのも学年ではトップクラスの速さだったし、出た競技には全力投球で取り組んだのよ。
そこには、かったるいとか面倒臭いとかそういった要素がまるでなかったみたいなの。
熱くなれる性格だったのね。
私はいつからこんなにも冷めた性格になってしまったのかしら。
喧嘩もよくしたわ。
大抵はその日の内に仲直りできるのだけれど仲直りするまでが大変なのよね。
お互いに意地っ張りでどうしようもない状況になってしまうのよね。
どこまでも真っ直ぐだった幼い心は何処へいってしまったのかしら……
表には出さないようにしていたけれど、嫌いなものもあったわ。
例えば、いつも自分がヒーロー役でいい気になっている子。
自分が偉い訳でもないのに、親が役員だからという理由で威張る子。
嫌なことも沢山あるのよ。
何でもすぐに人のせいにしてみたり、ちょっとしたことでさも相手が悪いかのように言いつけたりする子も嫌いだったわ。
でも、一番許せなかったのは友達を傷付けられることね。
例えそれが言葉でも、私は迷わず蹴りを入れていたわ。
相手が誰であろうと関係なかったのよ。
同学年であろうと、上級生であろうと、男の子でも女の子でも、私には些細なことでしかなかったのかも知れないわね。
大切なものを守るために、私は力を振るっていたの。
幼い子によく見られる勘違いよね。
力こそ全てで、力で物事を解決しようとする。
力は大切なものを守るだけでなく、大切なものを傷付けもするということを、この頃の私はまだ知らなかったの。
知らなくて当然だったと思うわ。
私が力を振るうのは友達を傷付けた相手にだけだったのだから。
幼い頃は私と一緒にいれば身の安全が保障されるという安易な問題だったのよ。
だから私の周りには人が集まっていたわ。
私は常に人の輪の中心にいたの。
それがやがて失われる時が来るということは想像もできなかった愚かな私は、世界に染み一つ目にしていなかったのね。
いつから私は世界の汚れを目にするようになってしまったのかしら……
幼少の頃はコアラが好きだったのよね。
パンダも好きだったけれど、やはりコアラの方が好きだったわ。
理由はよく解らないの。
眠っている姿が好きだった訳でもないわ。
眠っていて動いてくれないと拗ねていたくらいだもの。
ただ、可愛く思えたのでしょうね。
それが私の感性なのだと言われればそうかも知れないわ。
そのコアラ好きが祟って、この時期の私の夢は獣医になることだったほどよ。
それでも、その夢はすぐに別の方向へ変わってしまうことになるの。
ほんの数年で幼い夢は変わってしまうものなのね。
それほどまでに心を抉られてしまったということかしら。
それはそれでどうしようもないことなのだけれど。
さて、それはそれ。
私は肉料理が苦手だったのよね。
噛み切れなくて、いつも喉に詰まらせてしまっていたわ。
そのせいか私は野菜と魚類が好きになったの。
今でも肉類より魚類の方が好きよ。
野菜も大好きなの。
そのお陰で小・中学校を乗り越えられたのかも知れないわね。
幼いうちは、大抵みんな好きなものと嫌いなものがはっきりしているものよね。
好きな子は好き、嫌いな子は嫌い。
見ているだけですぐに解るわ。
誰かに嫌われる子は大抵みんなに嫌われているし、誰かに好かれている子は大抵みんなに好かれているものね。
それでも私は、誰とでも分け隔てなく関わっていたわ。
私の幼稚園ではちょっとしたお祭りがあったの。
お祭りと言っても、出店形式で単純に自分達が作ったものを売買するというものなのだけれど。
勿論、現金ではなくて紙製のチケットのようなものよ。
そのお祭りの時、出店を出すグループを作ることになったの。
当然私はあらゆるグループから誘いを受けたわ。
それでも私は誘ってくれたグループへ入ることはなかったのよね。
女の子達からだけでなく、男の子からも嫌われていた男の子がいたの。
ここでは解り易いようにイニシアルを取って、M.A.くんとするわね。
そのM.A.くんは私のことが好きだったみたいなの。
M.A.くんは誰のグループにも入れて貰えていなくて、その子と一緒にやるのは嫌だという子が大半を占めていたから、私が一緒にやることにしたわ。
私もM.A.くんのことは嫌いだったの。
それでも、好意を寄せてくれている人を蔑ろにはできないわ。
いえ、例え好意を寄せてくれていなくてもきっとそうしたのでしょうね。
仲間外れにされているのを見ることが好きではなかったのよ。
誰とでも分け隔てなく接する私を、両親や先生だけでなく、クラスの子からも尊敬されたわ。
でも、私にとっては普通のことだったの。
そう、あのことがあるまでは……
いつから私は変わってしまったのかしら。

幼い頃の私は普通の女の子だったわ。
ちょっと活発で、元気があり、みんなの中心になるような子。
悪戯好きで沢山迷惑を掛けていたけれど、子供ならみんなそんなものよね。
幼稚園の三年間は、沢山の友達に囲まれ、毎日遊んでいたわ。
明るくて好奇心旺盛、おまけに面倒見も良かったと思うの。
自惚れではなくて、ね。
私を慕っていつも後をついてくる子もいたわ。
おっとりとした、大人しい子。
みんなその子を煙たがっていたけれど、私はそんなことを気にするような子ではなく、仲良くしていたのよね。
友達が泣かされてしまったら、それが許せなくて上級クラスの子であっても謝らせたほどに正義感も強かったの。
今思うと、きっとその正義感が私を歪ませる第一歩だったのでしょうね。
それはそれで仕方ないことなのだけれど。
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プロフィール
HN:
ルーナ
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1987/09/05
職業:
大学生
趣味:
言乃葉紡ぎ
自己紹介:
私は病気なのよ。
認めたくなくて、今までずっと目を逸らして生きてきたの。
私は普通の子なのだと自身に言い聞かせてずっと無理をしてきたわ。

精神病

精神科に通いたくはなかったわ。
それは私自身の人格の否定になると思っていたから……
でも、それは違うのよね。
精神科に通うことができる人は強いと思うの。
自身が病気であることを認められるということでしょう。
そうは言っても、やはり精神科に通うことへは大きな抵抗があるわ。
それでも私は認めようと思うの。
私は病気なのだということを。
弱い自分に負けないためにも、私は自身の病気と向き合い、克服しなければならないと決めたの。
精神科には頼らず、私自身の力で前へ進むわ。

魔女の告白。
私はいつから変わってしまったのかしら。
過去を綴るということ、それは痛みでしかないわ。
それでも、過去と向き合うことで病気の原因を突き止め、過去からの鎖を断ち切り生きていこうと思うの。
それは暗鬱で先の見えない闇の中を歩んできた少女の軌跡。
今まで出会った全ての人へ、愛と感謝を込めて。
できるのでしょうか。
私に全てを許し、全てを愛することが。
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