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~闇を歩んできた少女の軌跡~
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幼いうちは、大抵みんな好きなものと嫌いなものがはっきりしているものよね。
好きな子は好き、嫌いな子は嫌い。
見ているだけですぐに解るわ。
誰かに嫌われる子は大抵みんなに嫌われているし、誰かに好かれている子は大抵みんなに好かれているものね。
それでも私は、誰とでも分け隔てなく関わっていたわ。
私の幼稚園ではちょっとしたお祭りがあったの。
お祭りと言っても、出店形式で単純に自分達が作ったものを売買するというものなのだけれど。
勿論、現金ではなくて紙製のチケットのようなものよ。
そのお祭りの時、出店を出すグループを作ることになったの。
当然私はあらゆるグループから誘いを受けたわ。
それでも私は誘ってくれたグループへ入ることはなかったのよね。
女の子達からだけでなく、男の子からも嫌われていた男の子がいたの。
ここでは解り易いようにイニシアルを取って、M.A.くんとするわね。
そのM.A.くんは私のことが好きだったみたいなの。
M.A.くんは誰のグループにも入れて貰えていなくて、その子と一緒にやるのは嫌だという子が大半を占めていたから、私が一緒にやることにしたわ。
私もM.A.くんのことは嫌いだったの。
それでも、好意を寄せてくれている人を蔑ろにはできないわ。
いえ、例え好意を寄せてくれていなくてもきっとそうしたのでしょうね。
仲間外れにされているのを見ることが好きではなかったのよ。
誰とでも分け隔てなく接する私を、両親や先生だけでなく、クラスの子からも尊敬されたわ。
でも、私にとっては普通のことだったの。
そう、あのことがあるまでは……
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プロフィール
HN:
ルーナ
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1987/09/05
職業:
大学生
趣味:
言乃葉紡ぎ
自己紹介:
私は病気なのよ。
認めたくなくて、今までずっと目を逸らして生きてきたの。
私は普通の子なのだと自身に言い聞かせてずっと無理をしてきたわ。

精神病

精神科に通いたくはなかったわ。
それは私自身の人格の否定になると思っていたから……
でも、それは違うのよね。
精神科に通うことができる人は強いと思うの。
自身が病気であることを認められるということでしょう。
そうは言っても、やはり精神科に通うことへは大きな抵抗があるわ。
それでも私は認めようと思うの。
私は病気なのだということを。
弱い自分に負けないためにも、私は自身の病気と向き合い、克服しなければならないと決めたの。
精神科には頼らず、私自身の力で前へ進むわ。

魔女の告白。
私はいつから変わってしまったのかしら。
過去を綴るということ、それは痛みでしかないわ。
それでも、過去と向き合うことで病気の原因を突き止め、過去からの鎖を断ち切り生きていこうと思うの。
それは暗鬱で先の見えない闇の中を歩んできた少女の軌跡。
今まで出会った全ての人へ、愛と感謝を込めて。
できるのでしょうか。
私に全てを許し、全てを愛することが。
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